一般に開放されていない温泉のため、設備は至って簡素です。とはいえ、洗い場は鏡付きが５箇所、１０畳間ほどの広さがある浴室もきちんと掃除が行き届き、脱衣所には社員用と思われるロッカーと木製の棚、エアコン、家庭用の洗面台、そして高出力のドライヤーもあります。
浴室は１箇所のみで基本的に男性専用とのことです。薄緑色のタイルが貼り詰められた浴槽は３．５ｍ×２．５ｍほどの広さ（写真左）、浴槽の壁からはジェットバスのように勢いよく湯が出てきています。
浴槽の傍らには蛇口があり、源泉はここから供給されます。汲み上げられた温泉水は工場の作業に使用される一方、使われなかった温泉水が加温され浴槽へ供給されています。循環式のため飲泉は不可、湯そのものに特徴は少なく無味無臭、若干のヌルヌル感がある程度です。
この温泉は平成５年の水不足を教訓に会社が井戸を掘ったところ、出てきた水が温泉と認められる泉質を有していたらしいのです。
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住特北方温泉
武雄市北方町大崎
低張性アルカリ性冷鉱泉
自社専 循環式 無色無臭無味 石鹸類なし ドライヤー有り 内湯
一般入浴不可
24時間
2004/6/27